会代表あいさつ
総合的な知識を持っている一般開業医だからこそできる「予防矯正」を目指して
「不正咬合を予防する」創立メンバー 小佐々晴夫
1990年頃から矯正治療に興味のあった数人の歯科医師が不定期に集まり、矯正治療の勉強会を始めるようになりました。
当初は、ひたすら不正咬合になった後始末としての矯正治療の技術を習得することに一生懸命でありました。 しかし、永久歯を抜歯する症例が約80%と多く、全員が懐疑感を懐くようになっていきました。
その後、第一大臼歯を3次元的にコントロールするDr.各務の3Dテクニックに出会い、抜歯する症例が30%と少なくなりました。そして、成長発育期から3Dテクニックを応用すれば、永久歯を100%非抜歯で治療可能なことが判ってきました。
その後、1995年8月に「子どもの咬合を考える会」を結成し、定例的に毎月例会を持つようになり、医療情報の交換、症例の検討、テクニックの習得、適正なマネージメント、等を勉強し始めました。
1997年には第一回特別講演会を開催し、子どもの不正咬合を予防する考え方を外部への情報発信、啓蒙活動を行うようになりました。
私たち子どもの咬合を考える会では、不正咬合には原因があることに気付き、機能的な問題(悪習癖)、姿勢的な問題(態癖)を早期発見、早期対応し、正常な成長発育へ導きました。その上で、形態的な問題に取り組むことの大切さを知りました。
矯正の専門家とは全く違う、総合的な知識を持っている一般開業医だからこそできる「予防矯正」を目指し日々研鑚をしております。
この度、当会は創立20周年を迎えました。 今後なお一層、患者様が求める医療の在り方、社会に貢献できる医療を求め頑張って行きます。
会長あいさつ
一人でも多くの子どもの健全な咬合育成を目指して
子どもの咬合を考える会 第十一代会長 酒井ゆう子
「子どもの咬合を考える会」は、子どもの咬合(かみ合わせ)や歯列(歯並び)に異常を来たす原因を知り、できるだけ早期に最適な対応をして、子どもの健全な咬合育成を促すことを目的とした一般歯科医の会です。
コロナ禍も3年目に入り、マスク常用により、子ども達は今まで以上に口呼吸、口唇の巻き込み、下口唇を嚙んだり等の悪習癖が増えているように感じる日々です。
私達は、現在毎月リモートでの例会やハイブリッド形式での会員研修会を行い、また著名な先生をお呼びしての特別講演会を開催して、研鑽を行い「予防矯正」を目指していきたいと思います。
歴代会長の紹介
二代会長 久保田 正紀 2001年 - 2003年 |
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当会に構造医学の概念を紹介されました。 |
三代会長 後藤 諦 2003年 - 2005年 |
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当会に筋機能矯正治療および、MFTの重要性を紹介されました。 |
四代会長 三村 善郎 2005年 - 2009年 |
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当会の組織作りに尽力されました。また、Muscle winsの概念を紹介されました。 |
五代会長 堀口 靖史 2009年 - 2011年 |
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当会設立15周年記念大会開催に尽力されました。会員研修会の充実に努められました。 |
六代会長 馬渕 隆史 2011年 - 2013年 |
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当会特別講演会の参加者増加に尽力されました。会員数の増加に貢献されました。 |
七代会長 中村 睦子 2013年 - 2015年 |
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当会初の女性会長。会則の制定に尽力されました。 |
八代会長 加藤 一行 2015年 - 2017年 |
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毎月の例会の充実と活性化に取り組まれました。 |
九代会長 井上 由貴 2017年 - 2019年 |
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今までの会の問題点を洗い出し、改革に尽力されました。 |
十代会長 三村 善郎 2019年 - 2022年 |
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十一代会長 酒井ゆう子 2022年~ |
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