子どもの咬合を考える会 第26回特別講演会(2023年4月23日)を終えて
2025/06/30
このたび、「子どもの咬合を考える会 第26回特別講演会」を無事開催することができました。ご参加いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。
今回は久しぶりの会場開催のみでの実施となり、コロナ禍を経てあらためて「その場で共に学ぶことの喜び」や「顔を合わせて語り合うことの大切さ」を強く実感する機会となりました。
ご講演いただいた丸茂義仁先生は、「子どもの健やかな顔貌と歯列の育成」において舌骨の位置と機能がいかに重要であるかを、解剖・発生・臨床の視点から明快にご説明くださいました。舌骨を中心とした発育メカニズムの理解は、今後の咬合育成の根幹をなす新たな視座を私たちに与えてくれました。
また、シンポジウムでは日々の臨床で直面する疑問への具体的なアドバイスも多く寄せられ、参加者同士の学びと交流が深まる貴重な時間となりました。
「歯ならびを予防することは、社会を豊かにすること」——この言葉の重みを再確認し、私たち一人ひとりが子どもたちの未来を見据えた診療を実践していく意義をあらためて感じた一日となりました。
今後とも「子どもの咬合を考える会」をどうぞよろしくお願いいたします。
大会長 小石剛
小石 剛より
